[展覧会]照らす光と照らされるもの~柴崎幸次の灯りの世界~2016.1~3

古川美術館分館爲三郎記念館企画展 愛知県立芸術大学 五十周年関連事業
照らす光と照らされるもの~柴崎幸次の灯りの世界~

【会 期】 平成28年1月2日(土)~3月6日(日)※終了しました。
【会 場】分館 爲三郎記念館
【開館時間】10:00~17:00
※但し2月2日(火)2月20日は記念館のみアーティストトークの為17:30まで開館
【休館日】月曜日 ※但し1月11日(月・祝)は開館、翌1月12日(火)は休館
【主 催】公益財団法人 古川知足会 / 愛知県立芸術大学
【後 援】愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、スターキャットケーブルネットワーク株式会社、
ひまわりネットワーク株式会社
プリント

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●展示概要
爲三郎記念館(古川美術館 分館)は、数寄の姿をとどめる邸宅として公開されている日本建築です。母屋の爲春亭(いしゅんてい)、 四季折々の美しさをみせる日本庭園、 茶室知足庵(ちそくあん)により構成されています。この記念館には日中から日没、そして夜へと刻々と変化する光の様を感じることができる様々な仕組みが隠されています。
本展では、日本家屋でしか味わうことのできない光の陰影の世界を、立体感のある和紙の照明「Nightface series」と繊細な截金(きりかね)作品によって表現します。
柴崎幸次による「Nightface series」は、明るい環境では和紙に包まれた白い箱に見えますが、暗い環境では内部照明の作り出す灯りによって、複雑な“だまし絵”のような立体感が現れます。この立体感は和紙を何層にも重ね貼りし、透過した光の陰影の差によって生まれます。特に光の変化がある日没に近い時刻には、よりリアルな迫真性が現出します。鈴木美賀子が手掛ける截金は、繊細な幾何学模様を細い線や四角、円形などに截った金箔で文様を作り出す伝統技法です。
本展では、柴崎幸次の「Nightface series」の中から花のシリーズ 『カキツバタ』・『弥生のころ』、幾何学模様の『複雑な三角の積木』、『三階菱の行灯』などを展示します。そして鈴木美賀子による截金作品は、截金としては珍しい自作の大判和紙に、繊細な幾何学模様を表現した屏風やタペストリーを中心に展示します。
様々な陰影を映し出しながら自ら光を放つ照明と、その光に照らされることによってきらめくような輝き見せる截金。この二つが日本家屋の爲三郎記念館で出会うことによって生まれる、“共鳴する光の様”をどうぞご鑑賞ください。

● 柴崎幸次教授、鈴木美賀子によるアーティストトーク
【日 時】:1月2日(土)15:00~
2月2日(火)16:30~
2月20日(土)16:30~
2月25日(木)16:30~

●摺箔(すりはく)ワークショップ 要予約
自分で彫った型紙の上に糊をおき、その上に金箔をのせて軽く押さえて文様を表す摺箔の技法を使って、和紙ハガキに素敵な模様を作ります。
【日 時】2月2日(火) 13:30~15:30 約2時間(乾燥時間含む)
【場 所】古川美術館3階会議室
【講 師】截金作家 鈴木美賀子・柴崎幸次
【対 象】大人 小学校低学年以下は保護者同伴で
【定 員】16名 持 物 : エプロンなど作業ができる服装