国際交流と展覧会報告 2016.7
2016年7月18日から23日まで、インディアナ大学ウージャンメイ助教授を招聘し、本学和紙工房において日本の伝統的な和紙の製法に基づき和紙作品の共同制作を行いました。また、その成果もふまえ展覧会を開催致しました。
古来からの和紙の制作にもとづき、楮、あま皮付き楮、三椏の原料を仕込み、流し漉きと和紙によるタペストリーを制作しました。梅雨明けの猛暑での紙漉になりましたが、なんとか完了。
制作した和紙
・賞状版、流し漉き、高知産楮(白)
・タペストリー用115ミリ角、サイズ違い2層紙、三椏+楮あま皮、楮あま皮+楮(白)など。
・大判 三椏+楮あま皮+黒皮入り
▼手打ち叩解風景
▼漉いた紙に、摺箔の技法で銀箔を置き、箔はらいをしているところ。
▼大判和紙の制作
▼タペストリーの作業風景
【展覧会】「アルゴリスミックな自然美」和紙照明のインスタレーション
“Algorithmic Artistry” Washi Lighting installation.
会場風景
▼共同制作のタペストリー
▼共同制作のタペストリー。ウージャンメイのデザインによる。
▼ウージャンメイの作品
▼搬入時の写真。手前が、ウージャンメイの作品
▼鈴木美賀子の截金作品
▼柴崎の照明作品
展覧会は7月30日(土)に無事終了しました。
6日間で411名の来場者で賑わい、とても有意義な1週間でした。ご来場の皆様、ありがとうございました。
和紙制作の共同作業もあわせて約2週間のプロジェクトでしたが、充実した楽しい毎日でした。
この交流と展覧会がまた次につながればいいなと考えております。