「ユニバーサルデザインの視点から見た拡大教科書の作成とデジタル教科書の構想」日本デザイン学会論文集 平成22年7月 要旨
『日本デザイン学会論文集 第57巻第1号』55~64頁
柴崎幸次、高柳泰世、中島啓之
要旨
本報告は、教科書ユニバーサルデザインの概念構築として、様々な障害や個性にかかわらず、全ての児童・生徒が、自ら使いこなせる教科書デザインについて、以下の方法で研究及び考察をおこなった。
拡大教科書の調査研究とデザインについて、弱視等の障害のある児童生徒のためのバリアフリー教科書である拡大教科書が、特別支援教育や法的整備により注目されているが、その現況調査と実施デザイン及び制作支援をおこなった。
デジタル教科書のデザイン構想について、ユニバーサルデザインの見地から、次世代の教科書として、全ての児童生徒が使えるデジタル教科書のデザイン、 ハードウェア構成と教科書のコンテンツのコンセプトについて研究し、デザイン構想としてまとめている。