「言万葉の絵樹」日本デザイン学会作品集 要旨

作品集「言万葉の絵樹」日本デザイン学会作品集 平成21年7月

柴崎幸次、伊藤美穂、日比野洋二

要旨

言万葉の絵樹(ことのよろずはのえじゅ)は、平成20年4月に竣工した学校法人奈良学園登美ヶ丘キャンパス新築事業において、学園の教育方針と精神的象徴として計画された
サイエンスホールの一連の壁画計画である。
特注和紙に、様々な生き物や人影が隠れた大樹の絵図をプリントし、その葉の部分に”科学者が残した言葉”をフォログラムシートとシルバー色のシルクスクリーン印刷により施
し、人の発見や感動、自らの失敗等の経験の言葉が絵図の中に構成されている。素材、表現、コンテンツ等のすべてが、その壁画の精神性を象徴するデザインとなっている。

『日本デザイン学会研究作品集 vol.14』14~17頁