「弱視者いろはカルタ」日本デザイン学会作品集  平成20年7月 要旨

柴崎幸次、高柳泰世、滝川泰世、兼松良昌、白井夕子、小野崎定浩、門脇麻友美、岩田光令

要旨

『弱視者いろはカルタ』は、弱視者問題研究会が全国の弱視者の会員から募った川柳をもとに、そのシチュエーションをユーモラスにイラスト化し弱視者の日常生活についてわかりやすく解説したカルタである。
このカルタは一般視力者にも弱視者にも使ってもらえるよう、弱視の見え方や知識を学ぶことができるようカードデザインにも工夫を凝らしている。カルタの 構成は[読み札]と[絵札]の組み合わせで、[読み札]は黒地に白抜き文字のゴシック系書体を基本とし、裏面は読み出しの1文字のみレイアウトしている。 [絵札]は、6人の弱視者キャラクターを設定し、そこで繰り広げられる弱視者の日常風景を漫画タッチで描き、裏面には弱視の症状や病態、弱視者の道具類な ど弱視に関連する知識をテーマごとに詳しく解説している。

『デザイン学会研究作品集 vol.13』36~39頁

カルタ1

カルタ2

カルタ3

カルタ4